大日向小学校での出張つみきのへやが終わった午後、
半日授業で一緒に帰った娘が久しぶりに僕に
「積み木やろうよ」
と、誘ってきた。
学校で父が他の子にチヤホヤされるのを見て、嫉妬と誇らしさがない混ぜになったような気持ちなのかなと邪推してみたり。
けれど、娘からやりたいと言ってくれるのはやっぱり嬉しいものです。
今回のリクエストは『お城』と言っていたけど、直前で「やっぱりピタゴラスイッチ」に変更。
もちろん、どちらでも構わないのだけど。
いつものようにゴールにトレイを置いて、制作開始。
直方体を半分ずつずらして、階段状のコースを作り、その横に壁を作っていく。
すごく地味だけど、このトレイをゴールに置いておくのは、家庭では結構重要で、
ビー玉やビーズを無くさないためには欠かせない。
そして、何気なく置いているけど、フチの高さが積み木とピッタリ合うのが、ワクブロックのいいところ。
壁としてフチの上に置いた立方体も、下にモザイクをかませて、しっかりと安定させられるんですね〜。
トレイの周りを囲むようにしたコースを、今度は渡り廊下でゴール上を跨ぐ。
長板を渡して階段を作るこのやり方は、前々回の玉転がしで説明しているので、詳しく知りたい方はこちらを見てね。
スタートのように端を閉じたけど、
まだだ、まだ終わらんよ。
この真上にさらに道を作る。
これは、赤ちゃんおもちゃのカースロープなんかでよくある作り。
それを積み木の玉転がしでやってみようということ。
もう1度長板の橋を渡して、階段上に。
玉の落ちるところに隙間を作れば、結構簡単に作れる。
でも、注意しなきゃいけないのは、橋を渡すときに使っている「長板」の分だけ積み木の高さが変わっているということ。
そんな時に使うのは、さっきも使ったモザイク。
童具館のモザイクは積み木と一緒に使えるので、高さ調整に最適!
長板の厚みも、最初からモザイクと同じ厚みで作られているので、ストレスフリーです。
そして、これは余談だけど、モザイクの色に使われているウレタン塗装は、塗るとムラのない仕上がりになる代わりに、結構厚みが出る。
童具館では、その塗装の厚みも考慮して土台となる板の厚さを決めています。
だから、他の同じ厚みの板に色塗っておしまいじゃないのよ。
モザイクの板は、モザイクのためだけに作られているってワケ。
ここまでやってるメーカーは、他にはなかなかないでしょう。
ところで、ピタゴラスイッチが作りたいと言っていた娘は何をしているかといえば、隣で何やら建物的な物を作っていた。
なんか、最近娘の作るものにこんな感じのが多い気がする。
実は、原因に心当たりが無いわけじゃない。
以前、同じような物を作った時に、
「名古屋港のポートタワーみたいで、かっこいいね」
と言ったのが頭に残っているんだと思う。
こんな些細な一言でも、子どもの行動に影響を与える力を持っている。
親の影響力の大きさを、改めて思い知る。
そして、この日はなんだかアンバランスな物が作りたかったようで、立てた長板1枚の上に、ドンドンと積んでいく。
ヤジロベーのようにフラフラと傾くので、ウーウー唸って怒りながら作っていた。
あんまりうるさいので、
「ココ(円柱が長板に載ってる部分)しか載ってないんだから、しょうがないじゃん!」
と、娘に一喝。
さっき、親の影響力がどうのって言ってたのにね。
日々是反省です。
そうこうしているうちに、玉転がしは完成。
今回も柱に使う積み木を節約するために、コースの壁に使った部分を柱として利用。
積み木の基本となる長さ(規尺)がしっかりしているら、角を合わせるように作れば、バッチリ狙ったところに柱が作れるのです。
これも、ワクブロックならでは。
ヤジロベーが止まらない娘は、最終的に1つだった円柱を2つに変更。
土台が安定したので、心置きなく上につめるようになり、娘も完成。
今回も木球でやってみました。
木と木のぶつかり合う音が心地よい。
また一つバリエーションが増えたぞ。
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