先日、ワークショップで使った時に、直方体(レンガ状)の積み木にヒビが入っているのを見つけた。
家庭で使うのとは違って、いろんな場所に運ぶし、
積み下ろしや、ワークショップの中で強い衝撃を受けることも多い。
だから、こうなることは、まぁ、分かっていた。
『触った時に棘が刺さるかもしれないから、ワークショップでは使えないなー』
『ボンドかマスキングテープで、補修して、家で使うかー』
『新しいのと交換しないとなー』
なんてことを考えながら、リビングのイスに座って、
ボーッと積み木を眺めていた。
すると、僕の様子を見ていた長女が僕に言った。
「パパ、積み木が割れたのがそんなにショックなの?」
娘に言われて初めて気が付いた。
そう、僕は積み木が割れてショックを受けていたんだ。
自分ではそんなに悲しいとか、残念とか頭に無かったけど、
手に取った積み木から目が離せず、
表情乏しくジーっと眺めている姿は、そのように見えただろう。
コレは、娘が僕の様子に勝手に『ショックを受けている』という名前をつけたわけじゃないと思う。
僕が気が付かなかった自分の気持ちに、感受性の高い娘は気がついたってこと。
僕はこれまでの生育歴や教育の中で、
『自分の気持ちを感じないように育ってきた』
ってことなんじゃないかな。
僕らの世代は、
『〜すべきである』
『〜しなければならない』
という判断基準がとても重要視されていて、
『〜したい』
ということが、分からなくなってしまっている気がする。
積み木のことも、
『割れてしまったのは悲しいけれど、仕方のないことだから、我慢すべきだ』
という自動思考の結果、
前半分の『悲しい』という僕の気持ちは、
意識の奥底に沈められてしまった。
いや、沈めたのは僕自身なんだけども。
みんながみんな、そんなことをしていたら、
どんどん生きづらくなっていくよね。
もっと、『〜したい』という気持ちに素直になれるといいなと思う。
そのためには、自分の『好き』なことを思う存分楽しむしかない。
もちろん大人なので、そうできない事はたくさんある。
でも、子どもたちにはもっと
楽しいも
嬉しいも
悲しいも
素直に表現させてあげたい。
うーん、なんか上から目線だな。
そうだな、
表現していただきたい。
そして、僕のワークショップは、
そのための一助にしたいのだ。
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