『亜人(デミ)ちゃんは語りたい』(講談社2023/2/20 著ぺトス)というマンガが最終話を迎えました。
バンパイヤ、雪女、デュラハンといった空想上の生き物を、得意な個性を持った実在する「亜人」として捉え、亜人の女子高生を中心にストーリーが展開する、ほんわかSF(?)マンガです。
主に、亜人とその他の人との違いによる、偏見や差別を埋めていくという過程の話です。
なんですが、
全然、重くないです。
むしろ軽~く書かれています。
その軽さがとてもいいんです。
その軽やかさの中に、読者を頷かせずにはいられない事実が織り込まれているとてもいいマンガです。
詳しい内容については、ぜひご自身で読んでみて下さい。面白いので。
僕は仕事で日常的に障害を持った方と接しているのですが、
作品を読んでいて、この「亜人」の部分を「障害者」として読み替えても全く違和感が無いなと思いました。
それどころか、いわゆる「マイノリティ」と呼ばれる人全てが当てはまるんです。
マイノリティを
自分とは違うものと差別するでもなく、
同じ人間なんだから一緒くたにすればいいと取り込むでもなく、
その違いからくる悩みや困難と向き合い、
原因究明と解決策の提示に、心を砕いて手を取り合っていく。
共に生きるための工夫をする過程こそが、バリアフリーなんだなぁと思わされました。
なんか、すごーく目からウロコのように思ったんだけど、
いざ文章にしてみたら、ものすごく平べったいことしか書けない自分の文章力がもどかしい。
詳しい内容については、ぜひご自身で読んでみて下さい。面白いので。
「亜人ちゃんは語りたい」既刊一覧 講談社コミックプラス
やっぱり大事なのは、対話なんだ。
話し合わなきゃ分からないよ。
コロナを心配する人がいるかもしれない。
マスクももういいでしょう。
みんなで語り合いたいぞ。
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