11月3日は、小諸市にある安藤百福センターで、小諸tree house projectによる「信州冒険ものがたり」が開催。
アウトドアや自然に関する30の体験ができるイベントです。
れちとびも出張つみきのへやで出店❗️
本当はワークショップは外で出張するんだけど、れちとびは取り扱うものが積木ということで、室内を割り当てもらえた。
正面の大きな窓から山々が眺められる素晴らしいロケーション。広々としたフローリングで使いやすかった。
センターの入り口に向かって窓が空いているので、みんなの目につくところも最高!
10時30分からのスタートだったけど、出店者の子どもたちはすでに来ていたので、フライングスタート。
やっているところを見かけた人が続々と来てくれた。
大概の人の第一声は、
「すごい」
まずは積木の量。そし形。(視覚)
もちろん、集団で使うことを想定しているので、家庭用とは量が違うけど、積木がこれだけあるのを見たことがある人は少ないみたい。
次に
「気持ちいい」
という手触り。(触覚)
ワクブロックは、とても精度の高い採寸と研磨を職人さんがしてくれているので、表面はツルッツル。
思わずなでていたくなるのだ!
さらに
「いい香り」
一つ一つは微々たる匂いでも、2500個の白木の積木なので、室内ならかなり木の香りがする。(嗅覚)
野外でも円筒ドームなんかを作れば、中に入ると林の中にいるような気分が味わえる。
それも決して香料では無い、本物の木の香りです。
崩れたり、倒れたりすれば、その音も出る。(聴覚)
赤ちゃんなら食べてもくれる(味覚)。
五感全てを刺激してしまった。
しかーし、本当の価値は使ってから。
積み始めれば、みんな夢中。
何を作ろうか考えるのもよし、
手のおもむくまま、積むのもよし、
なんなら、積まずに並べるもよし。
こうしなければいけないことは、何もない。それぞれの楽しみ方を見つけ出すのが面白い童具なのです。
子どもはもちろん、子どもの横で自分の作品に夢中になるお父さんは、結構いたりする。
ただ、1つお願いしたいことは、
子どもに、
「こうしたらいい」とか、
「これもあるよ」とか、
「そうじゃない」とか、
言わないで欲しいのです。
「遊び」なんだから、好きにやらせてよ!
そして、それはどうでもいいことだからではなくて、
子どもたちは、自分で考えて、自分で決めたいと思っているから。
大人にはそこを伝えていく必要があるなーと思うのです。
そうこうしていると、大人たちからこの言葉が出てきます。
「そろそろ次に行くよ」
分かります。分かりますよー、ヒシヒシと。
僕も親ですから、娘にそう言ったのは一度や二度ではありません。
なおかつ、お祭りみたいなもんですから、他にも色々やってるところを見たいって思うのは、大人なら当然でしょう。
他にも色々なものがあることを知っていて(情報量)、
順序よく見たらたくさん見られる予測が立ち(論理的思考)、
子どもが作ろうとしているであろう(これは実は思い込み)物の作り方が分かる(技術力)、
そういう大人には「もったいない」という思考がついて回る。
それって、本当にそうだろうか。
考え方によっては、ここが大人の時間の使い方の下手なところかもしれない。
なぜかというと、
子どもは、今、自分がやりたい(感性)と思った気持ち(心情・感情)に素直に従って、
たっぷりと時間をかけて没頭できる(集中力)。
これって、最高に贅沢かつ有意義な時間の使い方じゃないだろうか。
そして、これからの時代に必要な力はどっちだろうか。
それができない大人は、
時間の使い方や
自分を成長させるのが
人生全体を見たときに、
下手なんじゃないかなと思うのです。
とはいえ、親の言うことは強力なのです。
後ろ髪を引かれる思い(と、僕が勝手に思っているだけ)で、部屋を後にします。
でも、そういう子はだいたい、後でもう一回来ますけどね。
それほど夢中になる要素が積木にはあるのです!
さて、そうして作った自分の作品。
流石に、とってはおけません。
片付けの段階で僕が確信したこと。
それは、
「派手に壊した方が早く片付く」
ということ。
形が残ったままチマチマ片付けてると、子どもにも未練が残ります。
いっそのこと、ガシャーンとぶっ倒して跡形もなくなれば、カタルシスとともに、踏ん切りがつくのです。
それに、大きなものほど壊す時の方が子どもはいい顔をします。
だから、片付けの時は思い切り壊すことをオススメします。
会場側からの要望があり、無料で開催した今回の「つみきのへや」。
本当に途切れることなく、大盛況のうちに終了時刻を迎えました。
来てくださったみなさん、ありがとうございました。
いやもう、食べ物買いに行くどころか、持ってきた弁当を食べる暇もなかった。
これだけたくさんの方にきてもらって、大人が痺れを切らすほど、子どもたちが積木で集中して遊ぶ姿を見てもらって嬉しい限りです。
ご協力いただいたスタッフの皆さんにも感謝しております。
ご興味お持ちになった方は、ぜひワークショップへも足をお運びください。
学校、保育園、学童、PTA、などで出し物を悩んでいる方も、ぜひご連絡を。
letitobe-k@outlook.jp
出張でのワークショップも可能です。
お待ちしてます!
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