先日、娘がフリースクールから折り紙を巻いた棒をつなぎ合わせた剣を持って帰ってきた。
最初は確かに「剣」と言っていたのだけど、部屋でタコ糸を見つけて閃いたらしく、剣にテープで張り付けて釣竿に変更したらしい。
「なんか釣りたいなー」
と、振り回していたけど、釣った後のことに気が周り、
「こうやって糸巻くんだよ」
と、竿をひねって糸を巻き取り始めた。
彼女はそこで、ふと思いついたのです。
「こういう巻き取るやつ(リール)が作りたい」
折り紙で作った竿にリールをつけるとは、相変わらずなかなか無茶をおっしゃる。
妻と娘は家の中を探し回り、巻き取れるものを探し始める。
鉛筆削りをくっつけてみたら?
鉛筆削りが壊れちゃうよ
などなど。
父は授乳中(ミルクです。別におっぱいを咥えさせていたわけじゃない)だったので、その様子を見ているだけだったけど、すぐに閃いたことがあった。
というわけで、工作開始。
用意したのは、太さの違う2種類のストロー、ボール紙、セロテープ、割り箸。
まず、ボール紙を丸く切る。
これは、リールの両端につけて、糸をはみ出さないようにする物。大2枚と小2枚。
それぞれ真ん中に十字の切り込みを入れて、ストローを通せるようにする。
大きい丸には太いストロー、小さい丸には細いストロー。
ストローは、太い方は6cmくらいに切る。細い方はそれよりも3cm程長くする。
太いストローをボール紙に通し、端に切り込みを入れてセロテープで固定。
細い方はボール紙1枚だけ同じように取り付けたら、太いストローに差し込んでもう1枚のボール紙を反対側に通して固定する。固定する場所は、太いストローのすぐ外側。
こんな感じ。
回すための取手も同じ要領で固定した。
細いストローを長くしたのは、竿本体にリールを固定するため。タコ糸で縛りつけるけど、竿の強度が足りないので、中に割り箸を仕込んでからくくりつける。
釣り糸は竿に短く切ったストローを張り付けて、通すことでリリースをスムーズする。
実際に巻き取れるかやってみる。
動画はこちらに。
うん、いい感じ。
すっかりその気になって、魚釣りごっこを始めた。
釣られていたのは、次女だったけど。
簡単だけど、なかなかリアルな釣竿ができました。
オマケ:大きなラッコと小さなアザラシ
12月21日は今年最後のワークショップです。
間もなく締め切りますので、お申込みの方は至急お願いします。
赤ちゃんとお母さん向けのワークショップ始めました。