ちょっと前のことだけど、佐久穂町での積み木の後、子どもたちと外で遊ぶ時間があった。
その日は低学年の女の子が多かったので、みんな可愛いものを集めたり、作ったりするのに勤しんでいた。
会場となった公民館の庭には芝生が敷かれ、
植栽には花が咲いたり、木の実がなったり、
葉も青いの茶色いのと、様々な素材が手に入った。
「コレはお皿にしよう」
「こっちはケーキね」
「なら、コレをトッピングしようよ」
などなど、想像に想像を重ねて、ごっこ遊びが展開される、実に女の子な遊びが繰り広げられていた。
作られるものも、実にカラフルで取り合わせがうまい。
(男の子の遊びでは、まずこうはならない)
なんとも可愛らしいケーキが出来上がった。
こういうところを見ると、
自然って、本当に子どもに必要なものを、全部与えてくれているんだなと思う。
おそらく、ヒトの子どもはサルとあまり変わらない頃からこうやって遊んでいたんだろう。
そして、おもちゃもこういう物を基に作られていったんじゃないかな。
わくわく創造共育法では、積み木やモザイク、ビーズなどシンプルな物を使って遊ぶ。
でも、森や山にいたら、似たような物はその辺ですぐに見つかりそうだ。
石や木端は積み木に、
花や葉はモザイクに、
木の実や種はビーズに。
そして、自然の凄いところは、
何もしなくても季節ごとに色や形を変えてくれること。
まるで、自然が子どもの遊ぶ環境を設定してくれているみたいに。
畏敬の念を抱かずにはいられない。
ネイティブアメリカンのことわざには、
「自然は祖先から受け継いだというだけでなく、子孫から借り受けた物でもある」
というのがあるらしいけど、
美しいまま子や孫に返さなきゃいけないよなと、思うのだった。
10月24日(土)のワークショップは、残席2となりました。
間も無く締め切りとなりますので、迷っている方はお急ぎください。
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