バンザーイ! ブログが復旧したよ!!
見られなくなったときは、本当に仕事ができなくなるかと思った。
イヤー、ヨカッタ、ヨカッタ。
それはさておき、現在僕は、インタープリターという自然の中に入って、
みんなで楽しく遊ぶための講習を受けております。
(積木といい、これといい、遊んでばっかりだな)
今日はその3回目。(1回目と2回目はどうした)
講師はやまぼうし自然学校という、菅平を中心に活動するNPOのスタッフの方々。
森と人とのより良い関わりを知らせるために、日々活動されている。
参加者のみんなで、菅平の自然を観照しながら森の中を歩き回る。
僕自身久々の山歩き。
クー!やっぱり山の中はいいなぁ!!
前日に痛めた腰の不調も忘れて、はしゃぎまわってしまったよ。
そして、いろんな植物に出会うことができた。
このシラカバは、草原が森になる初めのころにたくさん生える木。パイオニアプラントと言われる。
成長するためにたくさんの光が必要で、森が生い茂ってくると大きくなれないらしい。
キンミズヒキは,くっつきむしの一つなんだけど、
長野ではくっつきむしのことを、「バカ」っていうんだって。
ハシバミは産毛のようなトゲがあって、素手で触ると痛い。
でも、この緑のさやの中には身が入ってて、生でもナッツの味がする。
炒ったら完全に売り物と同じだ。
これは「森のイクラ」と呼ばれているけど、
実ではなく「虫こぶ」で、中にはウジが入っているらしい。
あな、おそろしや。
これはシナという木で、長野ではたくさん生えているもの。
「しなの」という言葉の語源とも言われているらしい。
種についているのは葉ではなくて、種をより遠くへ飛ばすためのプロペラの役割をするもの。
他にもカエデの種は、このプロペラ構造をしたものが多い。
そのカエデの仲間、ウリハダカエデ。
若い木は樹皮が緑っぽくて、縦に黒っぽい線が入ってて、本当にスイカみたい!
「肌」が「ウリ」みたいだから、「ウリハダカエデ」
アリは蟻酸という酸を出す。
だから、紫の花を噛ませると、噛んだところが赤くなる!
リトマス試験紙と同じ理屈なんだって!!
コブシの実が徐々に赤くなっている。この実の形が、人の拳(こぶし)に似てるからコブシなんだって。
もっと熟すと実が割れて、赤く染まった種がいくつもぶら下がる。
他にももっといろんな面白いものに出会った。
自然はこんなに生きるためのアイデアに満ち溢れてるのかと、驚くばかり。
森には森の、
沢には沢の、
草原には草原の、
生態系があって、
生えている植物も、
住んでいる生き物も違う。
けれど、それぞれは全く分断されているわけじゃなくて、
グラデーションのように連続して変化していっている。
スペクトラムと言った方がいいんかな。
全部つながっている。
でも、今日本では草原が減っているらしい。
今までは牧畜や燃料としての薪をとるために、維持されていたんだけど、
気候的に、放っておくと森になっちゃうんだって。
そこにしか住めなかった生物、植物たちは行き場を失ってしまう。
人もまたそこに関わっていたんだなぁ。
つながっていたんだ。
何とか残す方法がないだろうか。
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