今回は船を作る。使う積木は、立方体、直方体、2倍体、3倍体、長板が少し。
あと、わくわくトレイと積木の収納箱も使っちゃう。
まずは、舳先から組み立て開始。
舳先の反りと、とがった感じを出すために、2倍体と立方体を交互に積む。
一般的にはこの2倍体も「直方体」なんだけど、よく使う直方体との区別をするために、「立方体を2倍にした物」という意味で、「2倍体」と表現する。
「3倍体」も同じ意味。
このくらいまで積むと、互い違いに積む意味が見て分かってもらえるかな?
積木で角を表現するときに、よく使う。
舳先部分が完成。階段ピラミッドのようにも見える。
続いて、立方体で船体の土台作りに取り掛かる。
人が中に入ったりできるくらいだと、このくらい。
欲を言えば、もう少し大きくしたいところなんだけど、
いかんせん、積木が足りなくなりそうなので、控えめに。
船尾部分の角も互い違いに。
今回は大人一人で作るので、少々見栄えを良くするためにレンガ積みの要領でやっているけど、
子どもが作るときは、「こうしなきゃダメ!」と思わないように。
あくまで、好きなように作らせてあげよう。
立方体を使い切り、ずいぶん船らしくなってきた。
・・・よね?
次は内装へ。
船室となる部分とマストを、大人の大きさの都合上、合体させた。
だって、積木が足りないんだもの!
まぁ、積木の数に限りがあることが理由ではあるけど、
ある程度省略して表現することで、時間を短縮することもできる。
時間内で、子どもたちが満足するものを作りたいときには、ありかな。
マストに使っているのは、2倍体と、わくわくトレイ。
船室部分の使っているのは、積木の収納箱。
WAKU-blockは積木そのものだけでなく、
収納箱も一緒に使って遊べるように、サイズ(規尺)をそろえて作ってある。
それだけでなく、その他の一見関係のなさそうに見える童具でさえ、
積木の規尺に合わせて作ってあるという徹底ぶり。
全ての物を一緒に使うことができるようになっている。
ここまでこだわって積木やおもちゃを作っているのは、
世界広しといえど、童具館ぐらいなんじゃないかな。
WAKUメソッドは、フレーベルの思想を基本としている。
本場ドイツの「恩物」を見せてもらったことがあるけど、
ここまで精巧にはなってなかった。
なぜそこまでするのかというと、
童具館の提唱する「WAKUメソッド」が、
物と物の、
人と物の、
そして、人と人の
「つながり」を子どもたちに体感させることを、
大きな柱としているから。
だから、最初から仲間外れになるものは作らない。
使うか使わないかは、自由に決めればいーんです!
僕は、そこにシビれて、あこがれたわけですね。
ちょっと、話がそれましたね、ハイ。
操舵輪は、作ろうかどうしようか迷った結果、
3倍体で柱を作り、長板を養生テープで張り付けるという
無残な結果に。
ここは持ってさえいれば、「くむくむ」という
本当に回して遊べる積木を使うところなんだけど、
しょーがないじゃん、(以下略)
あぁ、もっと積木が欲しい。
最後に直方体で、船体の壁を付け足して、
船の完成!!
さてさて、次は何を作ろうかな?
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