妻と2人の娘たちと離れて暮らし始めて、早2カ月。
生後10カ月になる次女は、歩き始めている。
一緒に生活していた時は、まだつかまり立ちもしていなかったのに。
歩けると分かってか、翼を得た鳥の如く、動きたくて仕方がないらしい。
どんどん目が離せなくなっている。
長女の時にもみてるはずなんだけど、
というか仕事柄かなりの数、そういう場面には出くわしているんだけど、
何度見ても、子どもの成長って早いなーと驚くのである。
そしてそれは、身体的、運動的な発達に限らず、精神的にも起こっていて、
先日、電話でした長女との会話に感じた。
ちょうど僕が夕飯を食べている時。
しばらく買い物に行ってなかったので、料理に肉や魚が入れられなかった。
そのことを娘に話したら、
「買ってこればいいじゃん」
と言われた。
「お金がないから行けないんだよ」
と冗談半分(半分本当)に娘に言うと、
「ちょっと待ってて!」
と何やら電話の向こうで、ゴソゴソやり始めた。
何を思い付いたかと思ったら、
「私、お金持ってるから、送ってあげるよ。どうやって送ればいい?」
と言い出した。
どうやら自分の財布を持ってきたらしい。
まさか、小学生の娘に仕送りを提案されるとは思っていなかった。
妻に渡せば銀行でできることは伝えたけど、連休でやってないのを知って残念がっていた。
父の窮状を早く何とかしたいという娘の心遣いが、とても嬉しかった。
そして、優しい子に育っている娘が誇らしく思えた。
どこに出しても恥ずかしくない人になってきていると思うのは、
まぁ、親バカです。
本当に2人の娘たちからは、
大きくなりたい
成長したい
できるようになりたい
という欲求を感じる。
きっとどの子もそうで、これは生命の本能みたいなものじゃないかな。
だから、大人が思うよりずっと子どもたちは色々なことを
知りたいと思っているし、
やりたいと願っているし、
できると信じている。
今の世の中は、例えばコロナが無かったとしても、
不安と心配の種がそこら中にばらまかれている。
ついつい(僕も含めて)大人はそれを理由に、子どもを管理したくなるんだけど、
心配という蓋をするでなく
不安というベールで覆うでなく
信頼という添え木を一本、立ててみたらいいんじゃないかな。
それを使うも、使わないも子ども次第。
育児でも
保育でも
教育でも
大原則は「信じて待つ」
もう一度、心にメモっておこうと思う。
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