2ヶ月ぶりにワークショップを再開。
記念すべき再開1発目のテーマは「球」。
フレーベルの考えた形の関係性において、最も単純で始まりの形。
自粛明けに相応しいテーマです❗️
今回は造形がメインだけど、積み木も少し。
初っ端に円筒のタワーを作って、
ボールで玉入れ。
大きさ、色、材質の違うボールを次々とタワーの中に投げ入れます。
ぜーんぶ入れたら、下から入り口を作って救出しよう!
これで、子どもたちの身体がほぐれます。
そして、身体がほぐれると、心もほぐれる。
この活動でアイスブレイクを兼ねているわけです。
そしたら、椅子に座って絵本を読みます。
今回の本は『まるてん いろてん』(中辻悦子 作・福音館書店・2006年)です。
本を読んで、気持ちが落ち着いたところで、活動の内容や注意点を伝える。
ここでもう僕のやることは、ほとんどおしまい。
なぜかというと、造形や制作と言った活動は、作り手の感性を表現するものだから、作る段階になったら余計なことは言わない方がいいんです。
でも、全く何にもしない訳じゃなくて、水面下で子どもたちが何をしようとしているのか、何を欲しいと思っているのかを考えているんですよ。
…ホントだよ?
黒く塗ったベニヤに、絵具で色をつけた紙粘土を丸めて貼り付けていく。
こちらの2歳児の男の子は、最早貼り付けるときに玉にもしていなかった。
こんな時大人は(特に親は)、
「先生がこうやってやるって言ったでしょ」とか、
「丸くなってないよ」とか、
「もっと他の色も使ったら」とか、
色々と言いたくなっちゃうんだけど、
こちらのお母さんは、それをすることなく、やりたい様にやらせていた。
すごく偉かった。
さっき言ったけど、感性を表現しようとしているのに、手出し口出しをしてしまったら、それはその子の感性ではなくなってしまう。
まして、子どもは大人よりも豊かで瑞々しい感性を持っているのに、
どうして固定概念に凝り固まった大人が、それを教えることができようか。
子どもたちの作品を見て、ここがいい、あそこがいいと言っていた、ご夫婦の家族関係がとても素敵だなと思った。
さあ、色玉をベニヤに貼って完成!
…ではありません。
この上にビニールシートと板を被せて、踏みつける❗️
すると、こうなります。
こうすることによって、球と円の関係性が明らかになる。
そして、ただ円になるだけではなく、隣り合った円と円の境目には、曲線ではなく直線が生まれ、新たな形が生み出される面白さが味わえます。
最後は今回の活動のテーマと、作品の飾り方について話をした。
久しぶりのワークショップ、しかも造形メインということで自分も緊張した。
けど、やっぱり楽しかったー❗️
子どもたちが楽しんで笑っている笑顔、
集中して作っているいる姿、
できた時の満足そうな顔、
そういったものを見るのが楽しいんだなぁ。
だから、それができる環境を自分で作ろうと思ったんだ。
しばらくできなかったけど、これからも続けますよ‼️
そして、今回ワークショップ初参加の方に感想をいただきました。
以前やっていた体験会からの参加です。
インスタグラムを拝見していて、子どもも参加したいと楽しみにしていました。
親も楽しめてさいこうでした!
また来ます‼︎
ありがとうございます。
7月の予定が出せておりません。申し訳ない。
決定次第お知らせします。
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