3匹の子豚の2番目は、木でお家を作って、オオカミに食べられたけど、
こんな木の家だったら、食べられずに済んだかもね。
今回はお家を作るよ。
今日の主役は、直方体。
まずは、ベニヤ板の大きさに合わせて、外壁を作る。
ベニヤ大きさは、600×900mm。
あ、ベニヤは屋根の土台になるので、非常に重要。
一回り小さくするのは、ベニヤを置くときに、指がかかる場所がないと、
置きにくいから。
今回のベニヤは軽いので、それほど問題はなかったんだけど、
もっと大きいのを作るときは、丈夫な板を使うので、とっても大事。
実は、子どもが入って遊ぶにしても、本当はもう少し大きくしたい。 欲を言えば、面積で3倍くらい。
外壁の大きさが決まったら、どんどん直方体を積んでいく。
今回は、隙間なく積んでいく、レンガ積み。
ピタッと角が合っていくのがとても気持ちいい。
黙々と積んでいく。
あー、早く子どもたちと一緒にやりたいなぁ。
外壁完成!
ベニヤを載せたら、屋根を作る。
屋根の土台は立方体。
見た感じは、エジプトのピラミッドみたい。
屋根の土台ができたら、またもや積んだ積木に穴をあける。
少々もったいない気がするけど、これはしょうがない。
砂場で砂山を作ったら、トンネルを掘りたくなるのと同じだと、
思っていただきたい。
家なんだから、やっぱり入り口がないとね。
最初から入り口をかけた状態で作ればいいのではと
思う方がいるかもしれない。
しかしながら、円筒ドームの時も同じだけど、
これ、屋根があることが、ものすごく重要。
積木に穴をあけるときは、上からしっかり重さがかかっていないとできない。
屋根の重量によって、四隅の積木がしっかりと密着し、
柱の役割を果たしてくれる。
手順にもちゃんと意味がある。
さて、ここからはより家らしくするための飾りつけ。
穴も一つじゃ味気ないので、対面に出窓を作る。
自分でいうのもなんだけど、煙突は会心の出来になった。
写真で見て分かるかな?
一番てっぺんが、下より一回りだけ大きくなっている。
上に載せた積木を半分だけ外側にずらして置いてある。
当然それだけだと、上の積木が落ちるんだけど、
手で支えながら、さらにその上に重しになる積木を載せることで、
こういったこともできる。
プラスチックでできた接合ブロック(レ○とか、デュ○ロとか)なら、
簡単にできることだけど、積木でやろうとすると工夫がいる。
積木遊びの中で、しっかりと重力とバランスの関係を
体感していれば、子どもでもできるようになると思う。
自然法則や物理法則、建築なんかにも関係したことが、
遊びの中にもちゃんと生きているってこと。
ただ、それを大人が教え込もうと思って積木遊びをしていると、
必ず子どもは離れていくんだけどね。
子どもって、とても敏感。
でも、心配しなくても大丈夫。
大人なんかに教えられなくても、
絶対に子どもが自分で気づくから!
大人よりもずっと、繊細で鋭敏な感性を持っているから。
さぁ、家づくりに戻って、ここで登場するのが、直角二等辺三角柱。
立方体で作った階段状の屋根に、 滑らかな斜面が出来上がるのだ!
置いてあるチラシは、A4サイズのチラシ。
もちろん、大きさを分かりやすくするために置いただけ。
宣伝しようだなんて思ってないですよ。
完成した全体像がこちら!
ちょっと小さ目だけど、なかなかいいお家ができた。
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