フリースクールへ娘を迎えに行った。
いつもなら、「まだ帰らない!」と遊びたがるところだが、素直についてくる。
車の中でもとても静かだった。
今日がどんな日か、娘にもちゃんと分かっているってことか。
ドラッグストアで、水やお茶、寝ながらでも飲めるストローを買って病院へ向かった。
病室では点滴をしている母を見て、
「点滴だ、みの5歳の時にしたことあるよ」
と、看護師さんと話し始める。
一体、この人懐っこさはどこからくるのだろう?人見知りということを知らない。
15:00、妻手術室へ。
入り口まで見送った後、娘の言った言葉。
「お腹すいたから、なんか食べたい」
・・・緊張感はあまりないようだ。
おやつを買って病室で待っていると、暇つぶしに絵を描き始める娘。
「しいちゃん、どんな顔かな?」
まだ見ぬ妹の顔を想像して描いていた。
複雑な気持ちもあると思う。
母親を取られたという気持ちがないわけじゃないだろう。
それでも、妹を大切に思ってくれている娘を大切にしたいと思う。
そろそろ1時間が経つという頃、看護師さんが呼びに来た。
無事に産まれたようだ。
分娩室の前まで移動して、ついに対面。
母子共に大事なく済んだのが、本当に何より。
心からホッとした瞬間。
我が家に、新しい家族が増えました。
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