僕は今年40になったけど、体重や体型は、ほぼ高校時代と変わらない数値を維持している。
けれど、その中身は確実に歳をとってきたということを、突きつけられたというそんなお話。
夏休み終盤。
せっかく山の麓に住んでいるのだから、山へ登りたい!
そんな気持ちを満たすために、思いつきで娘と山登りへ出かけた。
今回行ったのは、蓼科山のお隣りにある双子山。
子連れでも登れそうな山を探していて、山頂まで30分とかからず登れるらしいとの話を聞いた。
しかも、たった200mちょっと登るだけで、2000mオーバーの山頂に行けるというおいしい山だ。
場所は自宅から車で40分ほど。
車を走らせていると、途中にとんでもないものが現れた。
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JAXA 美笹深宇宙探査用地上局 GREATのアンテナで、はやぶさからの電波を受信しているらしい。
圧倒的な大きさに、車を止めて見入っていた。
さらに、蓼科スカイラインをひた走り、登山口の大河原峠に到着。
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早くも雲海が見えるほど。
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すでに秋の気配が漂い始めていて、トンボがそこら中に飛び回っていた。
こんなに近くに、2000mを超える山があるのに全然登っていなかったわけで。
ホントにもったいなかった。
とはいえ、長女は自分の水筒やオヤツを持って登るけど、
次女は1歳なので、おんぶ紐で完全に荷物と化していた。
僕は前に最低限の荷物を抱えて、サンドイッチマン状態。
でも、特に大変だとは思ってなかったわけ。
実際に歩いている時は、疲れはしたものの、歩けなくなるようなことはなかった。
子ども連れなので、コースタイム20分くらいのところを、2倍の40分くらいかけて歩いたしね。
植物は多くなかったけど、
フウロソウや
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キリンソウなんかの写真も撮りながら歩いていた。
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写真を撮り忘れたけど、リンドウも咲いていた。
長女は自分スタスタと歩いてくれた。
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大きくなったなぁ。
背中が頼もしい。
僕のことも気づかって、色々と助けてくれるようになった。
親の手を離れ、1人の人間として、歩き始めたように思う。
少し登ったところで、次女は爆睡。
背中で9キロの重りと化す。
こっちはこっちで、大きくなった。
長時間の抱っこがしんどくなってきている。
道は、尾根に真正面から取り付くので、なかなかの急登。
ゆっくり歩くように娘に伝える。
最初に張り切ると、すぐにバテるので。
そんな配慮もしていたのだけれど。
ちょっと開けたところには、積み石が何基も。
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長女は偽ピークに何度か騙されつつも、すぐに山頂に到着。
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ちょうどよく起きた次女を下ろして、オヤツタイムにした。
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天気に恵まれて、眺望も最高。
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もうちょっと足を伸ばせば、池があるんだけど、
娘の体力的にそれは無理と判断して、山頂で小一時間遊び下山。
下りは運動靴では少々歩きにくい感じ。
そろそろ登山靴を考えなきゃいかんなぁ。
足が痛い、もう疲れたとブツブツ文句を言いながら歩いて帰りは1時間かかった。
たった1時間そこらで高山の雰囲気を味わえる、非常にちょうどいい山だと、その時は思っていた。
一息ついて車で帰宅した後だった。
どっと疲労感が押し寄せて、歩くのもしんどい。
何もする気がなくなり、昼ごはんも作らず床に寝転がっていた。
起き上がる気も起きない。
今までに感じたことのない疲れ。
高校時代は荷物が20キロを超えていたから、
それに比べれば、次女1人背負ってもまだまだ足りない。
でも、トレーニングもろくにしていなかった40代にはなかなかハードな状況だったんだと思い知らされた。
トレーニングしないとね。
もう若くないんだから。
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