ワークショップ:円筒のお城作り

積木

9月26日のつみきであそぼうは、円柱をテーマとしたお城作り。

まずは、この日のために用意しておいた円筒の紙管で遊ぶ。

乗っても壊れない丈夫な物だから、色々やって遊べる。

小学生が入るには、ちょっと細めだけど、やっぱり中に入ります。

1人が入ると、
みんな入る
もちろん乗る

この後は横倒しにした紙管の上に大きなベニヤ板を乗せて、その上に乗ってゴロゴロ転がすということもした。

子どもたちは大喜び!

…写真は撮り忘れた。

ひとしきり遊んだところで、今度は円形に積み木を並べていく。

さらに、大きな円の線上に、紙管を立てて小さな円筒を一緒に作っていく。

紙管にそわせて積むことで、円筒を作りやすくすることができる。

さて、何人かの子はそっちのけで、好きなものを作っていた。

僕の娘は、同じ学校の友達がいたので、一緒に何やら他のものを作っていたし、

もう1人の男の子も、紙管遊びの時からお父さんと塔を作るのに集中していた。

僕はテーマと違う事してても、必死に「一緒にやろう」とは誘わない。

ただ「気が向いたら一緒にやろう」と声をかけるだけ。

それは、子どもが自分の表現したいものを作ろうとしているのを邪魔したくないから。

設定しているテーマは、形の関係性に基づいたものだけど、

飽くまで「きっかけ作り」だから。

それに、他のことを始めた子も、こっちがもっと楽しそうなことをしていると思えば、一緒にやり始めることを知っているから。

さらに言えば、それでも自分の作りたい物に没頭できるなら、それをやらせてあげるべきだと思うから。

紙管を使うと、円筒が作りやすい。

ここで、離席していた男の子が1人、戻ってきた。

実は、部屋に入る前にアイスの自販機を目にして、食べたくなったのだ。

(そのくらい小さい子ということ)

最初は一緒に来ていたお父さんが、「終わったら食べようね」と言っていたけど、収まりがつかず、積み木の前にアイスを食べに行った。

これは、お父さんの大英断だったと思う。

こういう場面で、

「アイスは後でって言ったでしょ」と叱ったり、

渋々我慢して、終わってから食べさせたりすることがよくあるよね。

(僕にも同じ経験が沢山ありますよ〜)

けど、結果から言えば、アイスを先に食べた方がいいことが多いと思ってる。

「積み木をやる」「アイスを食べる」

この事実は、どちらを先にしても同じなのに、

アイスを後にしたことで、叱られて悲しい気持ちになったり、

渋々やって楽しめなかったりするのと、

アイスを食べたいという気持ちが満たされて、積み木も楽しめるのとどちらがいいだろう。

また、アイスを後にしたことで、

「積み木をやったから、アイスが食べられた」

という、成果報酬になる可能性はとても懸念する。

だから、僕は後者の方がいいと思うのだ。

もちろん、きちんと子どもが気持ちを切り替えて、遊びに臨めるようにできるならそれに越したことはない。

でも多くの場合それは難しいし、

実際に、この子は戻ってきてからは、とてもいい顔をして積み木を楽しんでいた。

どれどれ、どんなの作ってるのかな?

そして、端から塔を作っていたもう1人の男の子。

こちらも、一緒に来ていたお父さんの対応がよかった。

お城を作り始めた時に「気が向いたら…」と声をかけた後も、男の子の好きにさせてくれたこと。

やっぱり満足した男の子は、お城作りにも参加した。

その子は最初は初めて出会った僕のことをちょっと警戒している感じだったけど、活動の後にお願いしているアンケートに、自ら答えてくれた。

大きな文字で書かれた「たのしかった」の言葉と、

裏に描かれた顔(誰の顔かは分からない。僕の顔だったらいいな)を、僕にわざわざ「裏も見てね」と伝えてくれたことが嬉しかった。

終盤の様子

お姉ちゃんと弟の2人で参加したご家族は、お父さん、お母さんも楽しんでくれているのを感じて嬉しかった。

弟くんはまだ小さいので、話はできなかったけど、

お姉ちゃんは「積み木が1番好き!」と嬉しいそうに話してくれたのは、お母さんたちも好きだからというのは大きいと思う。

娘と同じ学校の姉妹は、学校外で会うことができてはしゃいでいた。

もちろん、この場で知り合って出来る友達もいいものだけれど、

よく知っている友達が来てくれるのは、また特別な感じがする。

名古屋にいる時は、保育園の友達と休みの日などに遊ぶ機会はほとんど無かった。

今思えば、親に余裕がなかったのが1番の理由だったなぁ。

今は、名古屋にいる時よりずっと娘が友達と遊ぶ機会が増えている。

こうしてワークショップに参加してくれたり、遊びに来てくれたりする、娘の友達や家族の方には感謝するばかり。

この辺は、ワークショップがどうこうというより、完全に父親目線。

公私混同ですね。

お節みたい

まだ、軌道に乗っているとは言えないけど、

自分でワークショップを始めてよかった。

何より僕自身がやってて楽しい。

そして、それを喜んでくれる人がいるなんて、こんなに嬉しいことはない。

参加してくれた皆さん。

本当にありがとうございました。


【次回ワークショップのお知らせ】

10月24日(土)10:00-11:00

次回も佐久平交流センターです。

詳しくはこちらのページをご覧ください。

10月ワークショップ・一般募集開始!
お待たせいたしました!10月のワークショップ「つみきであそぼう」の一般募集を開始します。10月24日(土)10:00-11:00佐久平交流センター 2階 第2会議室テーマ:四角 「自分の住みたい家」対象:おおむね3歳から小学生(応相談)定員...

【Facebookグループの開設】

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