現代人に足りないもの

積木
中の子どもは見えないくらいの高さ

今、長女はイエナプランというモデルを取り入れた小学校へ通っている。

先日、そのイエナプランについての勉強会がzoomを利用して行われた。

そもそも、イエナプランとはなんぞやという方のために、ホントーにザックリと説明すると、

ドイツで発祥し、オランダに渡って発展したオープンモデルの教育コンセプトで、

学校を一般社会と隔絶させることなく、

インクルーシブな思考と、批判的思考を

対話によって目指していくという考え方。

そのコンセプトの中でも有名なのが、「20の原則」というやつで、

「人間について」「社会について」「学校について」の3つの項目で示してある。

この辺は、僕が書くよりも日本イエナプラン教育協会がしっかりとしたものを出しているので、そちらを見てほしい。

日本イエナプラン教育協会
日本におけるイエナプラン教育の発展・普及のために、市民の自発的な教育活動を支援、促進し、イエナプラン教育の実践をもとに、情報交換や研究を深めていく場をつくることを目的とする団体です。

オープンモデルというのは、「こういう授業をします、この教材を使います」という「やり方」を示すことではなくて、

「こういう考え方をします、こういうスタンスで子どもと関わります」という「あり方」を示して、

それぞれがそのために必要なことを考えて実行するというもの。

だから、子ども一人一人が自分に合った勉強の仕方、時間、場所を選べるようになっている。

日本ではまだ馴染みのないものなので、協会の方で勉強会なんかも開いているのだけど、

なんと、この学校保護者のために、日本イエナプラン協会初代代表にして、現特別顧問のリヒテルズ直子さんが講演をしてくださった。

これは本当に光栄極まりないことで、ぜひ参加したいと思っていたのだけれど、

どの話を聞いてもヘッドバンキングが止まらなかった。

20の原則は基本としてあるんだけど、そこに込められた精神のところも話をしてくださって、

「そーだよ!そーいう学びを求めて、ここまでやってきたんだよ!!」

と、1人てハイテンションになっていた。

でもね、イエナプランて、基本的には子どものためのものななんだけど、

一番学ばないといけないのは、大人なんだって。

これもよく考えてみたら当たり前のことで、

子どもは自ら育とうとする力(自己成長力)を持っているのだから、

大人がそこに関与する方法は、取り巻く環境を整えること(環境設定)しかない。

だから一人一人に合った方法や、教材を用意するには、めちゃくちゃ勉強が必要だよね。

すげー思い知らされた。

でもね、娘の通っている学校も、開校してまだ2年目。

今、保護者の組織作りや、学校と関わる仕組み作りとか色々と忙しく動いているけど、

最もやるべきことは、信頼関係を作ることだって。

じゃなきゃ、オープンで互いを尊重した意見交換はできっこない。

そのためにはどうするか。

一緒に遊ぶのが一番。

大人にも遊びが足りないのだ。

これ聞いたときに、自分が思っていたことは間違ってなかったって、ものすごく感じた。

積み木のワークショップを子ども向けにやってるけど、

前々から、大人だけでやりたいなと思ってた。

1番は、積み木の面白さや奥深さを知って欲しいってのがあるんだけど、

もう一つは、一緒に積み木をやるとみんな仲良くなれるんだよね。

これは、子どもよりも大人の方が顕著に出る。

みんなでこうして遊んだら、絶対にいい関係が作れると、僕は確信している。

これは、僕自身がわくわく創造アトリエの全国大会で体験したことだから。

ここまでの規模は無理だけど

よし、決めた!

これを絶対に実現させる!

そのためには、どんな手段も使ってやる!

やったるでー!!

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