「生きる力」ってなんだ?!

子ども
私もやる

保育士として働く中で、散々見てきた「生きる力」という言葉。

それについて、自分が気付いたことを書き殴ります。

20代半ばで思い立って、勉強し直して保育士になって、11年間保育士として働いてきた。

その間はクラス担任の立場で子どもと接することが多かったけど、担任になると色々な書類を書く。

年間指導計画、月案、週案、日案、個別指導案、行事日案などなど。

そういうのを書く時に、また色々な参考書を見るんだけど、

その一番大基になるのが、「保育所保育指針(以下、保育指針)」というやつ。

これは国が策定したもので、日本全国の保育士が保育を行う時に参考にすべきガイドラインになるもの。

その中で謳われている保育所の役割に、

「子どもの生きる力の基礎を培う」

というのがある。

この分かりやすいようで、よく分からない表現。

まぁ、保育指針自体が、保育士の創意工夫を認める意味があって、

カッチリあれをしろ、これをやれとはなっていないからというのもあるんだけど。

まだ若かった僕は、そこにあまり疑問を抱いたりしていなかった。

この「生きる力」がなんなのか真剣に考え始めたのは、長女が産まれてしばらくしてから。

今考えると、当時の僕の「生きる力」の認識は「生活力」的なものだったと思う。

でも、生活力が全然なくても生き生きと毎日を過ごしている人はいるし、

身の回りのことはバッチリできるのに、なんだかつまらなさそうに生きている人もいる。

生活力とは関係が無さそうだ。

勉強?仕事?いまいち違う気がする。

恋愛は少し近い気がするけど、それもしっくりこない。

答えが出ないまま毎日の仕事をこなし、長女は保育園の年長さんになった。

その頃、小学校進学にあたって学校探しに勤しんでいた僕たち夫婦は、風越学園と出会い、長野に引っ越すことにした。

結局のところ、風越学園に通わせることにはならなかったけど、そこでの出会いによって「生きる力」ってなんなのか、自分なりの答えを見つけることができた。

「生きる力」とは、自分の「好き」に真剣に向き合うことだと思う。

好きなことは、何も言われなくてもやり始めるし、夢中になれる。

好きなことは、細かいことにこだわって、突き詰めることができる。

好きなことは、覚えたら忘れない。

そして、好きなことをやっている人は、生き生きとしている。

恋愛に近いものを感じたのは、それが「好き」から始まっているからだと思う。

残念なことに、僕くらいの歳の人は、みんなと同じであることがとても大事にされていたから、

自分の「好き」がなんなのか分からないという人が多いんじゃないだろうか。

もちろん僕もそうだった。

自分は何が好きなのか、自信を持って答えられなかった。

それに気付いてからは、何かを選ぶ時に自分が好きかどうかを基準にする様にしている。

だから、もっともっと、子どもたちの

見たいもの、

聞きたいこと、

知りたいこと、

やりたいことに、

フォーカスして保育をすると、いいんじゃないないかなと思うわけです。

これからの教育は、それができないと、どんどん生きづらい人を増やすばかりになってしまう。

もう、みんなと同じでは多分幸せにはなれない。

先日、ある牧師さんの話を聞く機会があったけど、その中にとてもいいなと思う言葉があった。

「幸せ」を求めるのではなく、「喜び」を求めよう。

幸せを求めることは、下手をすると、無いものばかりに目がいって、嫉妬に溺れることがある。

しかし、喜びを求めようと思ったら、自分の好きなことをするしか無いようにおもう。

自らを喜ばせる。

僕も、もう一度ここから始めようと思う。

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